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【書評】『WORK SHIFT』は自分の意志で考えて仕事をしようって話

おいっす

今回はリンダ・グラットン氏の『WORK SHIFT』(プレジデント社)を一読したので、気になった点などを書いていこうと思います。

先に申し上げますと、私は最近まで本を全く読まない活字嫌いな性格でしたので、書評といえる書評はできるか分かりません。
あくまで一個人の意見として軽く受け流していただければ幸いです。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉


最近巷で終身雇用について騒がれていますね。

headlines.yahoo.co.jp

経団連・中西会長の発言に将来の不安を感じた方は数多くいるでしょう。私もその一人です。
『WORK SHIFT』にはそういった仕事に関する悩みを和らげてくれる本です。


2025年の人々はどのように仕事をしているか?

この本には2025年に働く9人の生活が描かれています。その中の一例を紹介します。

  • 常時オンラインにつながれており、テクノロジーに振り回されながら数分刻みでスケジュールをこなす人。
  • 医師でいながら、自宅でホログラムと遠隔ロボット、自動翻訳などを駆使して患者を手術する人。
  • ノマドエンジニアとして仕事をする人。
  • 先進国出身でいながら新興国の人々と職を取り合う競争に巻き込まれる人。
  • 職場が新興国の企業に買収・移転されたことにより職を失った同じく先進国出身の人。

 

この本が出版されたのは2012年。当時の人は先ほど紹介した2025年に働く人々を見て、「馬鹿げている」とか「漫画の世界かよ」などと思われたに違いありません。
お気づきのことと思いますが、2019年現在では上記の出来事が今まさに現実のものとなりつつあります。
1つ例を挙げますとこのような企業があります。
www.moguravr.com
VRアバターを駆使して仕事を行う姿は、まさに本書の2025年の働き方そのものです。

もう1つ例を挙げます。こちらは私がTwitterで関心を持った投稿です。


この写真が1年後なのかは定かではありませんが、カンボジアが急成長していることが覗えますね。

この他にも、アメリカでは3人に1人がフリーランスと言われています。
要するに、2025年どころか2019年の今、既に未来の働き方に変わりつつあるのが現状です。


未来に押し潰されないために今やるべきこと

最近では、AIに仕事を奪われるのではないのかという懸念が相次いでいます。
そうならないためには自分が今なにをすべきかを考えた際にも、本書が役に立つかもしれません。
具体的にいえば高い価値をもつ専門技能を習得することが重要だと述べています。

  • その専門技能は、価値を生み出せるか?
  • その専門技能には、希少性があるか?
  • その専門技能は、まねされにくいか?

以上の3条件を満たすことが高い価値を持つ技能だと言われています。
私が真っ先に思いついたのがITエンジニア(プログラマー)でした。
最近、日本ではプログラマーが不足しているとよく言われています。2030年には78.9万人が不足すると経済産業省のレポートが打ち出されるほどです。
その点においては希少性があるのが分かります。
また、IT分野の目覚ましい進歩を日常生活で実感していることから、今後ますますIT分野の価値が上昇しつづけるはずです。

「好きな仕事」を選ぶ

さらに本書を読み進めていくと、自分の好きな仕事を選ぶことが勧められています。
これは、あらゆるメディア媒体で散々推し進められていることです。故に、それだけ好きなことで食っていくことが素晴らしいことなのだと感じられます。
私は幼少期からPCをいじるのが好きでした。ですので、IT関連の企業で(もしくはフリーランスとして)働くことが「好きな仕事」とマッチするのだと考えました。
ですので、今できることは少ない時間を有効活用してプログラミング学習を始めていこうと思います。とりあえず始めてみることで、新しい発見が生まれることに期待したいです。
また、資産運用とブログやSNSでの発信も継続していき、専門性を高めていきたいです。 

まとめ

将来の仕事がどのように行われているかの預言書的な本でしたが、事例を参考に自分自身はどうしたらいいのかを見つめ直すことができる良書でした。
今回記事にした『WORK SHIFT』の他に、同著『LIFE SHIFT』も一緒に読むことがおすすめされています。そちらも読み進めていますので、次回の書評の記事にしていこうと考えています。

ではノシ